2 Way
2 Wayスピーカーシステムでは、オーディオスペクトラムを二つの周波数帯域に分割し、二つの異なるドライバーでカバーするように設計されています。
一つ目のドライバー(ほとんど場合、メインスピーカー)が、バス/ミッドレンジ泰をカバーし、もう一つのツィーターが高音域をカバーします。クロスオーバー周波数は、通常、2000ヘルツから3000ヘルツの中間に設定されています。
2 1/2 Way
2 1/2wayスピーカーでは、2 wayスピーカーシステムに、独立したウーファーを追加して、500ヘルツまでの低周波数帯をカバーします。ウーファー/ミッツドレンジ ドライバーとパラレルに作動します。
3 Way
3 Wayスピーカーシステムは、ツィーター、ミッドレンジ、ウーファーの3個の独立したドライバーが3つの周波数泰をカバーします。一般的には、クロスオーバー周波数レンジは、ウーハー-ミッドレンジ間で150-300ヘルツの中間、ミッドレンジ-ツイター間で2000-3000ヘルツの中間に設定されています。
3 1/2 Way
3 1/2wayスピーカーシステムの場合、3 wayスピーカーが、約500ヘルツまでの低周波数帯と中間周波数泰をカバーし、さらに独立したウーファー/ミッドレンジドライバーが、ミッドレンジドライバーとパラレルに作動して、補完します。
4 Way
4ウェイスピーカーは、全周波数範囲の再生を共有する4つの異なるドライバーを備えています。 1つ以上のサブウーファー、1つ以上のウーファー、ミッドレンジ、ツイーター。 通常、サブウーファーとウーファーのクロスオーバー周波数は約100Hzに設定され、低域と中域の周波数は250Hzから400Hzに分離され、ミッドレンジとツイーターのクロスオーバー周波数は通常2,000Hzから3,000Hzに設定されます。
Active Cone Damping :
ACD
(アクティブ・コーン・ダンピング)
アクティブ・コーン・ダンピングは、オーディオフィジックが初めて開発・実用化した、メタルコーン振動板が発生させる無用な共鳴音を低減する技術です。金属製コーン振動板の外周部にシリコンゴム製リングをマウントして固定することにより、メタルコーンが発生させる共鳴音を取り除き、耳障りなメタリックな音を抑えることができます。
シングルワイヤリング /
バイワイヤリング /
バイアンピング
現在、ほとんどのオーディオフィジック製スピーカーには、シングルワイヤー用のスピーカーケーブル端子を標準仕様としております。経験上、少数のリスナーは、バイワイヤリングやバイアンピングによるスピーカー接続を希望されていますが、ブリッジ接続に伴う音質の変化に対する対策がほとんどできていないのが現状です。
ほとんどのオーディオフィジック製スピーカーは、お客様のご要望によりバイワイヤリングやバイアンピング端子仕様に変更してお届けすることができます。但し、お買い上げ後に、端子の仕様を変更したり、戻すことは出来までんのでご了承下さい。
Burn-in
(出荷前エージング処理)
購入いたばかりの新品スピーカーには、その最高の音質を奏でるようになるまでに、通常、エージングと呼ばれる20時間から50時間程度の慣らし聴きが必要になります。この慣らし聴きの期間が経過した後も、スピーカーの音質は、場合によっては数年の経過を経て徐々に熟成していきます。オーディオフィジックでは、スピーカーユニットの組み立て前に、主要なコンポーネントのエージング処理を行っています。これにより、リスナーの方は、購入直後の慣らし聴きの期間を短縮することができます。
慣らし聴きの時間と同様に、慣らし聴きの方法については様々な方法があります。慣らし聴き専用のCDを使用して試聴したり、FMチューナーの選局を二つのFM局の中間にセットしてノイズを発生させることでも効果的なエージング処理ができます。
Push Push
(ダブルサイド・ウーファー・システム)
オーディオフィジックの3 way及び2 1/2wayスピーカーには、キャビネットの両側面にウーハーを配置するサイドファイアリングウーハーシステムを採用しています。これにより、大口径のウーファーを搭載していても、オーディオフィジックのスピーカーユニットは、デザイン的にスマートな外観に仕上げることができます。また原理的には、キャビネット両側面に配置されたウーファーは、コーン振動板が、+-対象の方向に同位相で振動します。これにより、キャビネットに影響をあたえる無用なスピーカー振動は、極限まで相殺され、共鳴音の少ないピュアなサウンド再生を実現しています。
註: オーディオフィジックのPush Push技術は、パワーアンプで広く用いられているPush Push原理とはことなるものです。
Vibration Control Terminal : VCT
(バイブレーションコントロール端子)
スピーカーから発生する再生音の振動は、オーディオシステム全体にネガティブな共振現象をおよぼします。ハイグレードなオーディオラックやベース、スピーカースタンド、スピーカーフィートの使用は、この共振現象の低減除去に優れた効果を発揮します。しかしながら、オーディオ電気信号を伝えるのに不可欠なスピーカーケーブルが、電気信号の伝達以外にも、物理的な振動も伝達していることにはあまり注意が向けられていませんでした。スピーカーキャビネットで発生している振動は、ケーブル端子を経由して、ケーブルにも伝達してしまいます。オーディオフィジックでは、この不要な振動がスピーカー端子経由でドライバーに戻るのを低減させるために振動制御用のバイブレーションコントロール端子を開発しました。重厚なアルミ素材の端子板は、ネオプレインゴム製パッキンでスピーカーキャビネットに固定されていますので、キャビネッツトからのドライバーに戻る振動は低減されます。
Dual Basket Design
(デュアル バスケット デザイン)
デュアルバスケットデザインは、HHCMⅢテクノロジーの最も重要な部分です。バスケットを1つだけ使用したものだと、不要な振動がドライバーからキャビネットへ、またその逆へも伝わり、スピーカーのパフォーマンスに影響を及ぼし低下させますが、2つのコンポーネントに分割されたバスケット設計を使用することにより、問題を解決しています。
Sandwich Cabinet Construction
(サンドウィッチキャビネット構造)
この構造は、キャビネットが音響の劣化を防ぐ方法として、audiophysic独自の画期的な構造です。特に、重量のあるガラス仕上げのタイプには効果的な構造です。
Vibration Control Feet optional
(バイブレーション コントロール フィート オプション)
VCFは、デリケートな表面を保護すると同時に、不要な振動の伝達を低減することにより、サウンドパフォーマンスを大幅に向上させます。 Hi-Fiセパレート用のVCFコンポーネントおよびVCFケーブルサポートとしても利用できます
Invisible Subwoofer
(インヴィジブル サブウーファー)
一部のスピーカーは、キャビネット内に内部ウーファーを備えており、追加のサブウーファーと同じ深みのある低音とパンチを提供します。
Ceramic Foam Bracing
(セラミック・フォーム・ブレース)
セラミックフォームは、多くのスピーカーの内部ブレースに使用されているハイテク素材です。 85%の空気で構成されていますが、MDFよりもはるかに剛性があります。このセラミックフォームを使用することにより、他メーカーの高機能なスピーカーに匹敵し、性能を発揮するスピーカーの構築が可能となります。
Vibration Control Feet Magnetic standard
(バイブレーション コントロール フィート マグネティック スタンダード)
スピーカーが磁場に置かれることで床から完全に切り離されるため、サウンドパフォーマンスがさらに大幅に向上したVCFのハイエンドバージョン。 Hi-Fiセパレート用のVCF磁気コンポーネントとしても利用できます。
Honeycomb Sandwich Board
(ハニカム サンドウィッチ ボード)
最先端の構造で最初に使用された、内部ハニカム構造を備えた非常に剛性の高い素材です。非常に軽く、一般的に使用されているMDFよりも不要な振動や共振を回避するのに優れています。
Ceramic Coated Aluminium Cone
(セラミックコート アルミニウムコーン)
円錐形のアルミニウムダイアフラムを特殊なセラミック材料でコーティングすることにより、非常に軽量で剛性の高いダイアフラムを作成しました。 アクティブコーンダンピングテクノロジーと併用すると、コーンダイアフラムは、サウンドを損なう振動の影響を受けません。
Aluminium Phase-Plug
(アルミニウム フェーズプラグ)
Audio physicのすべてのミッドレンジドライバーには、マグネットシステムにしっかりと接続されたアルミニウム製のフェーズプラグがあります。 この複雑な構造にはいくつかの利点があります。